塔の上のラプンツェル 感想
実は結構前から見てみたかった作品です。映画とは関係ありませんがpop’n musicのRapunzelという曲が好きで、名前繋がりで気になっていました。映画を見る動機って意外とこんな感じのが多いかもしれません。
Dlifeでたまたまラプンツェル・ザシリーズというアニメを見たときのラプンツェルが可愛かったのも見たいと思った理由の一つです。ちなみに映画の続編という位置付けなので本当は映画を先に見たほうがいいみたいです。
結論からいうととても面白かったです。最高。超好き。
ストーリーはシンプルで登場人物の立場も分かりやすいです。なんなら冒頭でフリンが大枠を説明してくれています。大まかな展開は基本に忠実で、わかりやすい構図でありながら飽きさせない、老若男女問わず楽しめるストーリーと言えます。
ギャグも外さないし、物語に不合理な部分が少ないのでスッキリした気持ちで見終わりました。
それからラプンツェルが本当に可愛いです。
王女である自覚がないからか、ディズニー作品の他のプリンセスと比べても気取らない親しみやすさを感じます。
CGアニメの作品で、当然ながら画が非常に綺麗です。外の世界に初めて降り立ったシーンでラプンツェルと感動を共有できるほど美しかったです。音楽も最高。
ディズニーに限らず今まで見てきた映画の中でもかなり良い作品でした。非日常のありがたさというのを最近しみじみと感じております。
おまけ
18年間塔の中に閉じ込めておきながらもラプンツェルをあそこまで明るく元気に育て上げたわけですから、何かしらの愛情があったと考えることもできます。
ただ、終盤でわかるように彼女はラプンツェルに生殺与奪(?)を握られていたわけです。立場上ラプンツェルが圧倒的に強かったんですね。愛情というよりも、根っこの深いところでラプンツェルに逆らえないという思いがあったのだと思います。わざわざ3日もかけて絵具を買いに行ったりとか。
彼女が生き永らえるためにはラプンツェルが健康であり塔の中の生活に不満を抱かない必要があったので、そこまで考えての教育だったのかなと思います。
終盤の「“今から”悪役になる」というセリフも、「今までもそうだっただろ!」と思ってしまいますが、彼女としては今までの行為は生きるためのものだったという認識なのかもしれません。